みやぎEC会長の山内です。今回の「売れてる有名ショップに学ぼう」は、滋賀県から京都工芸@寺田元社長を迎え、南三陸町での開催となりました。タオルソムリエとして「タオルはまかせたろ.com」をここまでのショップに育て上げたバックボーンには、いったいどんなドラマがあったのか。我々のような東北の中小企業にとって「三方よし」の近江商人魂はきっと心に響くものがある。昨年、寺田社長の会社を訪問させていただいたときに実感したことです。

タオル専門店だけど、タオルソムリエだけれども、売っているのはタオルではない。売っているのはモノではなく、コトである。ひとつのタオルができるまで、その工程は非常に複雑なもの。そこには人から人へつながりあい、続いていく想いがある。最終的に顧客の元へ届くタオルには、様々な人が関わっている。それを大切にし、伝えること。できることはなんでもやる。思いついたコトはなんでもやってみる。壮絶な人生を歩んできた寺田社長だからこそ、繊細で温かい商売ができるのだと感じました。

さらに今回は南三陸町での1泊2日の合宿形式。京都から京都イージーの岸本さんも参加。至れり尽くせりの講座でした。翌日は、みやぎec会員でもある岩手県一ノ関市の「世嬉の一酒造」へ。クラフトビール工場の見学、蔵レストランでのランチタイムをへて解散。同じ「商売」を営む経営者だからこそ、道中の話にも花が咲く。そしてたっぷりと元気をもらい、ヒントをいただいた2日間でした。寺田社長、岸本さん、心から感謝申し上げます。